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ひとまねこざるとおさるのジョージの絵本の違いに仰天!作者の謎

★この記事の目次★

 

同じジョージでも違うシリーズが存在する

 

 

岩波書店から刊行をされ長年ベストセラーになっている絵本がある。

それが、「ひとまねこざる」だ。

タイトルを聞いてピンときた方は流石の絵本通。

表紙を見れば一目で何のことかがわかるのだが、実はおさるのジョージの絵本なのである。

しかしタイトルは、おさるのジョージではなく、「ひとまねこざる」だ。

その後、原作者が書いていないシリーズでは、おさるのジョージというタイトルで何十冊も刊行をされていて人気が高い。

では、同じジョージが登場をする絵本でも「ひとまねこざる」シリーズと「おさるのジョージ」シリーズでは一体何が違うのか?

今回は、岩波書店から刊行をされている作者・H.A.レイ作の絵本「ひとまねこざる」と「おさるのジョージ」シリーズは同じ様で全く違う絵本なのかどうか?、二つのシリーズの内容の違いについて検証してみたいと思います。

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ひとまねこざるのシリーズは全部で7冊

 

 

さて、岩波書店から刊行をされている「岩波の子どもの本シリーズ」でラインナップをされている「ひとまねこざる」のシリーズは、全部で6冊ある。

また大型版の絵本のみ刊行をされている絵本として「ひとまねこざるのABC」があるため、全部で、ひとまねこざるとタイトルに付く作品は合計7冊。

この7冊全てが、原作者である作家のH.A.レイが絵と文を手がけている。

一般的にこの大型版の「ひとまねこざるのABC」は、絵本のお話作品としてあまり数えられることは少なく、ひとまねこざるは6冊として取られた方が良さそうだ。

ここでひとまねこざるとその後、何十冊も刊行をされる「おさるのジョージ」シリーズは一体何が違うのだろうか?

実は意外と知られていない事実が隠されていた。

おさるのジョージシリーズは絵と文がオリジナルの作者ではなかった!

なんと、同じ岩波書店の絵本として刊行をされているが、実は「ひとまねこざる」はオリジナルの原作者であるH.A.レイが絵と文章を書いており、このおさるのジョージシリーズは、全く違う作家さんが描いていたのだ。

一見、絵も文章帯もそっくりなため、バーバパパの続編の絵本の様に原作者であるH.A.レイさんが描いているものだと思っていた。

しかし、所謂、「岩波の子どもの本」シリーズである長方形の小さな絵本(大型版もあり長方形サイズ)と、この正方形のおさるのジョージシリーズは全く作家さんが違うということになります。

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どちらから読めばいいのか?

 

 

よく見比べてみると、岩波の子どもの本で刊行をされている「ひとまねこざる」などは、お話自体長く、文字がびっしりと詰まっている印象がある。

その一方で、正方形サイズのおさるのジョージシリーズ絵本は、あまり文章や文字数はそこまで多くは感じない。

私の感覚で言うところの、おさるのジョージシリーズの絵本1冊と、ひとまねこざるシリーズの絵本3冊の内容量はイコールな気がする。

長めのお話を読みたい時には、ひとまねこざるシリーズがおすすめです。

また短くサクッとお話を読みたい時にはおさるのジョージシリーズがオススメになります。

例えば電車などの移動中に持ち歩いて読みたい、お出かけの際に持っていきたい場合には、薄い絵本ですがしっかりと文字量のある「ひとまねこざる」シリーズが最適です。

また夜の寝る前の絵本など短めに済ませたい場合は、「おさるのジョージ」シリーズが見易いと思います。

きっと最初の出た順に読んだ方が良いのではないかと思いがちですが、絵本自体の内容量がかなり異なるので、読める状況に合わせて選んでみるのも良いかと思います。

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ひとまねこざるシリーズとおさるのジョージシリーズのクオリティーの差は?

 

 

オリジナルの原作者H.A.レイが描く絵と文を好むファンからしてみると、違う作家さんが描いたおさるのジョージの絵本はまた違った印象なのかもしれません。

ただ現在、テレビシリーズが人気のおさるのジョージですので、どちらかと言うとテレビアニメ寄りのタッチになっているのが、「おさるのジョージ」シリーズの絵本だと感じます。

そのため、テレビアニメ版を好きな子どもたちは、「ひとまねこざる」シリーズよりも「おさるのジョージ」シリーズの方が、絵のタッチもお話の展開も馴染みがあるものだと思います。

私自身もアニメ版のジョージは大人でありながらも、NHKで放送をされているとそのままチャンネルを合わせて最後まで見入ってしまうほど面白いストーリーでお気に入りです。

クオリティーの差はどちらかといえば、お話が長く、ストーリー性がしっかりと練られていると言う点では、オリジナルの原作者・H.A.レイが描いた「ひとまねこざる」シリーズの方が断然作り込まれた絵本の様な気がします。

ただ、私自身もひとまねこざるシリーズとおさるのジョージシリーズを所有していて、どちらがいいとか悪いとか甲乙を付けることは一度もなく、2つのシリーズは作者が違えど、同じジョージが登場をする愉快なお話です。

子どもにとっても、きっと本の形が違うと言うニュアンスが強く、中身はいつものジョージが登場をするので、お子様の好きな題材のジョージの本があった際には、ピンとくる作品を手にとってみるのが良いかと思います。

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