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新型カンジダ症の予防対策はない?感染経路に隠された驚愕の実態!

こんにちは。

インフルエンザの発症を少しづつ耳にするようになりましたが、皆さんはこんな感染症がこっそり発表されていたことをご存知でしょうか?

 

米国で新型カンジダ症という感染症が発生し、米疾病対策センター(CDC)が「世界的な脅威になる」という注意喚起を行いました。

 

テレビではなく、ニュースの閲覧で突然目に飛び込んできたため、私はとても驚きました。

 

「世界的な脅威」とはどういう意味なのでしょうか。

 

今回は新型カンジダ症の感染経路と予防対策、そして従来のカンジダ症との違いや治療方法に迫りたいと思います。

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★この記事の目次★

 

従来のカンジダ症の種類と治療は?

 

 

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カンジダ症に関してはあたかも性病であるようなデマを沢山耳にします。

 

多分女性4人の内3人が経験するという膣カンジダ症ばかりがひとり歩きし、患部が性器である事からそのように誤解を受けてしまうのでしょうが、カンジダと一言に言っても、皮膚カンジダ、口腔カンジダ、食道カンジダ、カンジダ血症(内臓や血液)など、膣や性器以外にも体の様々な部位で発症します。

 

本来カンジダの真菌は体の中に存在する常在菌です。それが免疫機能の低下や抗生剤の使用、皮膚の蒸れや摩擦、女性の場合には妊娠によって、菌が増殖してしまった結果、体の中にいる他の常在菌とののバランスが崩れて発症するものです。

 

ポイントは性行為や他人からの感染は稀で、免疫低下による自己感染が多いと言う点です。

 

私も風邪を拗らせ抗生物質を長期服用した際や、睡眠不足と食生活の乱れが重なった時に膣カンジダを発症した経験があります。

 

一度発症したら自然治癒は難しく、薬物療法が唯一の治療となります。

 

なんだか怖いように思いますが、菌と症状に合わせた抗菌薬(抗生物質)の塗布・服用・点滴による治療が有効で、ほとんど死に至ることはありません。

 

例外として免疫抑制状態が強力で、血管カテーテルを使用している場合に起こるカンジダ血症は40%の致死率であると報告されています。

 

 

 

新型カンジダ症とは?他のカンジダ症との違いは?

 

 

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薬剤耐性がある真菌が引き起こし、発症すると死亡することもある新型カンジダ症の患者が米国で初めて報告された。

 

病院や医療現場で広がっているこの真菌は、外耳道や尿、血液などから見つかっている。CDCは今年6月、この真菌が世界的な脅威になりつつあると警鐘を鳴らしていた。 この病気の原因は「Candida auris」という真菌。米国で報告された患者は13人で、うち4人はすでに死亡しているが正確な死因はわかっていない。

 

この真菌は2009年に日本で、患者の外耳道の分泌液から世界で初めて分離された。その後、英国、コロンビア、インド、イスラエル、ケニア、クウェート、パキスタン、南アフリカ、韓国、ベネズエラでも報告されていた。

 

出典:米国でも新型カンジダ症、「世界的な脅威」になる恐れも CDC

 

この死者4人とは2013年5月~2016年8月までの期間に発症した患者7人について報告された死亡報告で、対象期間後に発症した患者6人については調査が進められているというから驚きです。

 

つまり、致死率は60%を超えるのではないかと驚異的な数字が打ち出されているのです。

 

私が調べた限り、カンジダ症でこれほどの致死率を示すものはなく、鳥インフルエンザの54%を超え、過去にヨーロッパ人の3割を死に追い詰めた線ペストの65%に匹敵するものです。

 

また、他のカンジタ菌との鑑別が難しいようですが、抗生物質に耐性を持っている事や、ヒトからヒトに感染を広げていく点は決定的な違いと言えます。

 

発症から有効な治療の選択までの時間がかかってしまうことも致死率アップにつながっているんでしょうね。

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新型カンジダ症の感染経路は型破り?

 

 

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これまでにわかっていることは、医療関連施設での感染報告が最も多く、2カ国で医療施設における集団感染が確認され、それぞれ感染者と保菌者を合わせて30名以上であったことが分かっています。

 

ヒトからヒトに拡大する感染病については感染者・保菌者の洗い出しと隔離が重要だとされますが、他の真菌と混同されてしまい隔離が上手くいかないようです。

 

私の調査によると数週間以上の長期入院の患者さんに感染する危険性が高いことがわかりました。

 

つまり、従来の真菌同様に、免疫の低下がCandida auris(カンジダオーリス)の体内増殖を引き起こしていることが予測できますが、健康な状態で感染しないとは言い切れません。

 

感染部位はCandida auris(カンジダオーリス)の由来になっている耳の他、尿、血液、創傷や気道から見つかっている報告もあり、他のカンジダを治療中に混合感染になった事例もあるそうです。

 

死亡したのにも関わらず、具体的な死因がわかっていないとされている理由は、この混合感染や、そもそも入院治療となった疾病との合併症のようになるからではないでしょうか。

 

他の病気を隠れ蓑にして死に至らしめる…考えただけでも恐ろしいです。

 

感染病の映画ではアウトブレイク(集団感染)やパンデミック(世界流行)などとタイトルをつけますが、新型カンジダ症がそうなる日は近いのかも知れないですね。

 

 

新型カンジダ症の予防は出来ない?

 

 

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都内に入院していた患者さんの外耳道から、世界で初めて分離した菌ですから、公表されていないだけで日本にも既に感染は広がっているのかもしれません。

 

新型カンジダ症であることが見逃され、他の疾病による死亡とされている可能性も高いと私は思います。

 

新型カンジダ症については謎が多く、正直なところ予防の決定打となりそうな情報も見つかりませんでした。

 

ただし、従来のカンジダ症の真菌は胞子を作らないと言われているので、エタノールによる消毒が効果的です。

 

外出時、特に風邪やインフルエンザなどで医療機関に行く際はマスクの着用に加え、手指の消毒の徹底する以外に方法はなさそうです。

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★☆まとめ☆★

 

 

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「Candida auris」(カンジダオーリス)という真菌が引き起こす新型カンジタ症について米疾病対策センターが注意喚起を行いました。

 

世界で最初に発見された国が日本である事から、現在も国内に保菌者や感染者がいるのは間違いないように思います。

 

従来のような自己感染ではなく、ヒトからヒトへ感染を広げていることが分かっていますが、他のカンジダ症関連の真菌と鑑別が難しいため、感染の拡大を防ぐための感染者及び保菌者の隔離が完全ではありません。

 

その結果、既に2ケ国の医療機関で集団感染が報告されています。

 

また、主要な抗菌剤が効かない場合もあるため、発見の遅れとその感染力の強さから致死率は真菌には類を見ない60%超えとも言われます。

 

早急に対策を講じなければ世界中で感染が広がるパンデミックを避けることはできません。

 

今のところ長期入院者に危険率が高いようですが、感染後の経過も明らかになっておらず死因となる症状も不明です。

 

免疫低下が真菌を体内で増殖させる要因になっていることは違いありませんが、健康な状態で感染しないとも言い切れません。

 

現在の情報から出来る予防策は、傷口や粘膜からの感染と空気感染に注意し、普段からマスク着用と手指の消毒を徹底するしかなさそうです。

 

体調の悪い時に通院などの外出を行う際は、病院での待機時間をなるべく短くするように気を付ける必要がありそうです。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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