★この記事の目次★
はじめに
ドラえもん連載開始から50周年を記念しててんとう虫コミックスで発刊をされているドラえもん全45巻が超豪華版の愛蔵版セットとなって発売をされます。
勿論、店頭には並ぶお品物では無く、完全な受注生産予約制の商品なのです。
そしてお値段も全巻77,000円という高額ですが、多くの特典が付くことや、購入者だけが権利を与えられる「どこでもドア本棚購入権」まで付くという魅力的な記念コレクターズアイテムなのです。
てんとう虫コミックス版のドラえもん全45巻を既に持っているファンにしてみても、やはりヨダレものの商品で、中身は同じだけれども装丁がべらぼうに異なるため、並べて飾って優越感に浸るのにはもってこいの商品なのです。
ただお値段が高額なゆえ、すぐさま、書店の店頭予約やネット予約で前払いで77,000円をお支払いするのに抵抗があるというツイートもちらほら見かけます。
というか、多く見受けられますね。
ということで今回は、100年ドラえもんを前払いで書店店頭やネットで予約をして77,000円をお支払いするだけの価値があるのか?
前払いで予約をして買って後悔はしないのか?
装丁や特典などからメリットやデメリットについて考察をしていきたいと思います。
100年ドラえもんは大人のためのコレクターズアイテム
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ドラえもんが連載を開始して50年。
50周年イヤーに相応しいプレミア品が登場する告知を知ったとき、正直、子供にかえったかのようなワクワクとした気持ちで胸がいっぱいだった。
きっと大人が感じるほどなので、子供達にとっても気持ちの高まりは一緒だと思う。
2020年年末に完全受注生産にて発売をされる愛蔵版「ドラえもん」は、てんとう虫コミックスで刊行をされているドラえもんの単行本全45巻が超豪華仕様になって大人向けに販売をされるプレミア品である。
そのお値段が、税込77,000円。
本一冊一冊の装丁から紙質までこだわり抜いた100年先でも保存が利く素晴らしい仕様になっているという。
また購入者だけが買うことの出来る特別な本棚の購入権(どこでもドア型収納本棚)まで付いているのである。
さらに付録としてフィギュアや特別冊子3冊が付録扱いでついてくるのだが、これは付録の領域をはるかに超えている。
そのため、この価格を安いと錯覚してしまいそうだが、やはり8万円弱もの値段が付いた書籍のセットを購入するためには様々な葛藤があると思います。
例えば、すでにてんとう虫コミックスのドラえもん全45巻を持っていたり、藤子・F・不二雄大全集のドラえもん全20巻を持っていたり。
ただ、収録をされている作品たちは同じでも、やはり別物として捉えてしまうあたりがファン泣かせだと感じる。
ここで、自分自身にとって100年ドラえもんを購入した時のメリットとデメリットを考えてみたいと思う。
きっとどちらの選択が正しいかはっきりすると確信をしたからだ。
メリットを考える
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では、100年ドラえもんを購入した後に、メリットだと感じる点は一体どんなところなのか?
直感的に思いつく限り挙げてみたいと思う。
まず、前払い・予約生産限定のため、今の所、二度と手に入ることはないプレミア品であるという点はポイントが非常に高い。
また愛蔵版としての装丁の使用など、これからずっと手元に残しておくことが出来る。
さらにドラえもん好きとして誇れる。
と、同時に値段が値段だけに置いておくだけで自慢になる。
絶対にオークションやフリマアプリでとんでもない値段で取引をされることになるし、CMで流れるたびに、「どうしようかな・・・」と、ドキドキしないで済む。
ドラえもんマニアにとっては当然ヨダレものだし、もしも自分が子供だったら、到底、買うかどうかという選択肢さえも浮かび上がってはいなかったと感じる。
大人買いが頑張れば可能な状況の中で、とても悩ましい葛藤が続く。
デメリットを考える
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それでは、100年ドラえもんを購入した後に待ち受けているであろうデメリットとは一体どんなものなのか?
こちらも直感的に思い浮かぶまま挙げていきたいと思う。
まず、前払い完全予約生産品のため一括で77,000円をお支払いしなければいけないということ。
さらに最長半年以上もの間、商品が届くまで待つということ。
堅実な方が最も悩む壁として、既にてんとう虫コミックスや大全集を持っており、完全に内容が被ってしまうという点。
全45巻の置き場所を確保する必要があるという点。
実はそんなに読み返さないかもしれないという疑心暗鬼、など。
結論は?
メリットとデメリットを挙げてみたが、正直、もっとわからなくなってしまったのが本音。
ある種、コレクター商品として考えるべき品物なのかもしれない。
お値段の元を取ろうと考えている時点で、きっと買わない方が良いと思うし、でもドラえもんファンであれば、二度とこの先、同じようなものは出ないような気がするため、この機会を逃してしまうと一生の後悔をすることになるということも分かっている。
やはり悩ましい。
悩むということは、欲しいという気持ちがあるけど、色々と考えるべきポイントがあるということ。
もしもこれが、77,000円ではなく、半額の38,000円であったなら?
もしも一冊づつ毎月発売されて、一冊あたり2,500円とかであっったら?
内容云々ではなく、値段に対して気が引けていたことに気づかされる。
これを一生に一度だと自分に言い聞かせて、思い切って予約するのか?
はたまた無かった事にして、予約締切日を過ぎるのか?
やはり結論は一つ。
悩ましいけど、欲しい。
これに尽きる。