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ホフディランのファンクラブが面白すぎてワタナベイビー最強説!

★この記事の目次★

 

ホフディランのファンクラブが再開!

 

 

久々にワクワクをした感情を抱いたのはなん年ぶりのことだろうか。

勿論、この10年のうちでも様々なきらめくような出来事は沢山あった。

例えば、音楽で括って考えてみても、小沢健二の復活からコーネリアスのニューアルバムまで、あの時に信じて聴き続けていた自分の判断や嗅覚が正しかったことを改めて実感出来る瞬間が度々あった。

強いて言えば渋谷系と括られていたあの音楽ジャンルが現在の音楽シーンを作っていることは間違いがない事実だった。

その流れを汲んで最後の渋谷系とも言われていた時代に、こち亀のエンディングやディズニーピクサー映画の日本主題歌、さらにさくらももこの名作「コジコジ」のエンディング、コカコーラライトのCMソングに至るまで手がけていたあのアーティストがいよいよ本格的に始動をするとの情報を得て、舞い上がっている。

タイアップに恵まれすぎるぐらい恵まれたホフディランだが、何故だかヒットチャート上位には乗ることがなかった。

個人的には、当時から小宮山雄飛の才能とワタナベイビーの奇才的能力には脱帽だったが、それが世の中的にも把握されるためには、長いもので20年以上掛かったような気がする。

それが、ホフディランのデビュー曲にして名曲「スマイル」の楽曲がCM起用されカバーされたことだった。

勿論、それまでホフディラン活動休止を経て、古巣ポニーキャニオンから「帰ってきたホフディラン」で大復活をしたが、やはりあの頃のホフディランのような活気は正直感じることが出来なかった。

が、20年ぶりのファンクラブ再開の知らせを知り、本気でホフディランがホフディランを本格始動する云々よりも音楽業界を変えようとしているのではないかと強く感じることが出来た。

ということで今回は、再始動をしたホフディランのファンクラブ TAMAGAWA F.C.の内容コンテンツの評価や中身について、また小宮山雄飛とワタナベイビーの偉大さや才能など私個人的な感想を踏まえて綴っていきたいと思います。

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小宮山雄飛という才能は日本のミュージシャンの中でもオンリーワン

 

 

例えば、小宮山雄飛の多彩な才能は現在の日本の音楽シーンにおいて、右に出るものはいないと思うし、そのどれもが(カレー、ひとり呑み、蕎麦、銭湯、おひとりディズニーなど)全て完璧なのだ。

カレーはカレーでもレモンライスだし、ディズニーはディズニーでもおひとりディズニーのススメだし、やはり小宮山雄飛の脳内は侮れないし、こんな楽しい企画を全部一人でやってのけるフットワークの軽さも尊敬をするポイントである。

それも嫌味なくさらりとやってのけるあたりがすごいし、ここまで多彩だとやはり鼻につく部分があるのだが、小宮山雄飛には微塵も感じないのが彼の人格だと思う。

また多方面に広い人望・交友関係があること(小山薫堂さん、阿川佐和子さん、高木ブーさん、田中みな実さんなど)も彼の魅力を最大限に引き出している秘訣なのかもしれない。

音楽業界でも小沢健二、コーネリアス、スチャダラパー、カジヒデキ、サニーデイ・サービスなど著名アーティストとの親交もデビュー当時からあることも興味深い。

仕事のための趣味になりがちなものは何ひとない辺りが、すごくマジもんだという意気込みが伝わってくるし、好きを継続的に続けることが出来る(何十年も!)数少ないプロなのかもしれない。

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ワタナベイビーという奇才的能力は偉大な国宝級財産

 

 

そしてワタナベイビーの奇才的能力は、ソングライティングやギター演奏に至るまで神がかっていて、自宅の電球を替えることやレトルトのパウチのカレーを湯煎することが出来ないことさえも凌駕する。

またデビューシングルにして最大の名曲「スマイル」に至っては、あれから約25年が過ぎ、オロナミンCのCMに使用される程の大きな力を秘めていたことに改めて気付かされた。

森七奈さんが出演したオロナミンCのCMにて歌を歌った「スマイル」は力強く、現在の情勢を払拭するような不思議な力がある。

森七奈さんがカバーをしリリースされた「スマイル」の楽曲はCMバージョンとは異なる。

しかし、リリースされたフルの楽曲カバーにはなんと音源制作からプロデュースに至るまで本家ホフディランが担当をしているのだ。

ここに来てワタナベイビーのソングライティングの偉大さが世間に浸透をしつつある中で、未だワタナベイビーのツイッターフォロワー数が僅か2900人(2020年8月現在)という数字が心底不思議で仕方がない。

ただ個人的なワタナベイビーの名曲といえば、Eテレで放送中の幼児向け番組「いないいないばあっ!」に楽曲提供をした「じゃんぐるビート」や「おててタッチ」などの数々の名曲たちだろう。

またワタナベイビーがソロデビューシングルとして発売をされた「坂道」という楽曲は秀逸で、忌野清志郎さんとの共作という偉業も成し遂げていることに驚かされる。

忌野清志郎さんが後にも先にも共作として楽曲を制作するのは、ワタナベイビーただひとりだったという。

今でこそニセ清志郎としてEテレの「シャキーン!」などの番組に出演をしたり、フェスやイベントにも度々登場をしているが、竹中直人さん然り、忌野清志郎さん然り、ワタナベイビーも小宮山雄飛同様に人望が厚いことが伺える。

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再始動したファンクラブTAMAGAWA F.C.は面白すぎて涙

 

 

ホフディランが活動を休止している間、小宮山雄飛は雑誌の連載やソロバンドなどの活動を続け、一方でワタナベイビーはソロ活動として音楽一本で動いていた。

対照的な二人が歩んだ活動休止の期間中に得たものは、やはり人望だったに違いない。

そんな二人が、ホフディラン活動再開を機に、ニューアルバムを大手流通レコード会社のポニーキャニオンから発売し、様々な形態のライブを行い復活を遂げた。

今では小宮山雄飛はカレーの人と呼ばれたり、ワタナベイビーだけは治外法権だとライムスターの宇多丸さんが言い切ったりと、わちゃわちゃコンビが完全に帰還し、とても良いコンディションにあると感じる。

それ故、再始動をすることになったファンクラブに対しても思いは強く、常に面白いものを提供したいという小宮山雄飛のプロ意識に感銘し、完全に脱帽状態である。

では肝心のファンクラブのコンテンツについて。

2、3日置きに更新・追加される会員コンテンツなどは満足が行くものが多く、小宮山雄飛とワタナベイビーを余すことなく堪能ができる。

小宮山雄飛のエッセイの連載があったり(これが読み応えがあり、1つ1つがかなり長く満足感が高い)、以前、自身のツイッターでひっそりと更新をしていたワタナベイビーのウクレレの世界と題し、様々な楽曲をウクレレで演奏・挑戦する動画があったり。

そしてホフディランファンにとってヨダレものの、「ラジオデュラン」と称した小宮山雄飛とワタナベイビーのラジオ番組である。

このラジオデュランが面白すぎて聞いていて涙が出るほど多幸感を感じる。

小宮山雄飛の頭の回転の良さと博識の凄さは勿論のこと、ワタナベイビーの暴走と掛け合うことでどんなバラエティ番組や漫才を見ているよりも面白いと感じてしまう自分がいる。

日々あった些細や出来事からワタナベイビーのどうしても言いたいことを話すラジオ番組だが、ずっと聞いていられる程に面白い。

小宮山雄飛にはワタナベイビーがやはり必要だと感じるし、ワタナベイビーにとって小宮山雄飛なしでは成立しないとも言い切れる。

二人の掛け合いが化学反応を起こし、神がかったトークになるのはやはり唯一無二だと感じる。

再始動をしたばかりのファンクラブTAMAGAWA F.C.だが、こんなに毎日心が浮かれることは久しくなかったような気がする。

新しいコンテンツが更新をされるのが待ち遠しいし、小宮山雄飛が長年続けて来たポッドキャストのこむぞうまで聞き返している自分がいるから、ホフディランの存在は人生を楽しむために必要な存在だと強く認めざるを得ない。

小宮山雄飛曰く、ファンクラブのコンテンツでどうこう利益を出したり儲けたりなんて出来ないと断言しているのにも拘らず、ファンクラブの会員向けの連載や動画などのコンテンツを手抜きで作らないと言い切る姿勢は本気の中の本気だと伝わってくる。

 

終わりに

 

 

こむぞうのように何十年も無料視聴のポッドキャストなどで番組を配信したり、無料で新曲を配布したり、滑り出して間もないファンクラブ(会員数が少ない状態)でも、決して手を抜かない辺りが、妙に納得がいくし、レモンライスを初めて食べた時の感動を想起させる。

小宮山雄飛が得意とするカレーやディズニーのように、今まであったしメジャーだけど、角度を変えてみると誰も手をつけていない面白い発見や感動に出会える。

カレーではなくレモンライスだし、家族・恋人とディズニー満喫ではなくおひとりディズニー。

そんなきらめきをいつも与えてくれるのがホフディランなのかもしれない。

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